2022.10.11 11:52
北朝鮮7回発射は戦術核部隊訓練 「米に軍事対応の警告目的」
北朝鮮が9月25日以降に行ったとみられるミサイルの発射訓練を現地指導する金正恩朝鮮労働党総書記。朝鮮中央通信が10日配信した(朝鮮中央通信=共同)
【北京、平壌共同】北朝鮮メディアは10日、同国が9月25日~10月9日に行った計7回の弾道ミサイルなどの発射は戦術核運用部隊の発射訓練だったと報じた。米原子力空母が投入された米韓合同軍事演習に対抗して「敵に強力な軍事的対応の警告を送る目的」で実施したと強調。4日に日本列島上空を越えて太平洋上に落下したミサイルは「新型地対地中長距離弾道ミサイル」だと伝えた。
韓国の尹錫悦大統領は11日、北朝鮮を非難し「韓米同盟と韓米日安保協力で堅固に対応する体制を構築していく」と述べた。岸田文雄首相は10日、相次ぐ弾道ミサイル発射を「断じて容認できない」と非難した。