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2022.10.11 01:00

マウスの指5本できる仕組み解明 東大、タンパク質分布に濃淡

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 6本の指ができたマウスの胎児(東京大の広川信隆特任研究員提供)

 マウスの発生段階で指が5本ずつできるのは、手足の元となる「体肢芽」と呼ばれる組織内で、細胞の増殖などに関与する「SHH」というタンパク質の分布に濃淡があるためだとの分析を、東京大の広川信隆特任研究員(分子細胞生物学)のチームが10日付の米科学誌に発表した。


 広川氏は「体づくりの制御の仕方を明らかにする重要な発見だ」としている。


 チームは、細胞内で物質を輸送する「分子モーター」と呼ばれるタンパク質に注目。SHHの蓄積に関与するタンパク質を輸送する分子モーター「KIF3B」を作れなくしたマウスでは、親指が2本になり、計6本の指ができることを発見した。

(c)KYODONEWS

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