2022.10.10 14:37
習氏続投は「暗い先行き」 人権団体、過去10年も批判
中国共産党の習近平総書記
【ニューヨーク共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)は10日の声明で、中国共産党が近く開く党大会で習近平総書記の続投を決めるとみられることについて「中国と世界の人権状況の暗い先行きを示すものだ」と批判した。
声明は、習指導部が過去10年間、言論の自由を厳しく規制するなど中国の人権状況を著しく悪化させたと指摘。特にウイグル族などイスラム系少数民族への弾圧は「人道に対する罪」に相当すると非難した。
HRWは習氏の3期目を通じ、中国政府が人権を尊重するよう世界各国が圧力をかけるべきだと訴えた。