2022.10.10 07:01
北朝鮮7回発射は戦術核部隊訓練 「敵に軍事対応の警告送る目的」
4月、朝鮮人民革命軍創建90年記念日の軍事パレードに臨む金正恩朝鮮労働党総書記=平壌の金日成広場(朝鮮中央通信=共同)
【北京共同】北朝鮮メディアは10日、同国が9月25日~10月9日に行った計7回の弾道ミサイルなどの発射は戦術核運用部隊の発射訓練だったと報じた。米原子力空母ロナルド・レーガンが投入された米韓合同軍事演習に対抗して「敵に強力な軍事的対応の警告を送る目的」で実施したと強調。4日に日本列島上空を越えて太平洋上に落下したミサイルは「新型地対地中長距離弾道ミサイル」だったと伝えた。
金正恩朝鮮労働党総書記が訓練を現地指導し「われわれは敵と対話する内容もなく、そうした必要も感じない」と発言。「地域情勢を激化させる敵に一層明白なシグナルを送らなければならない」とした。