2022.10.09 18:24
中アの野生復帰活動、成果を報告 長野でライチョウ会議
「第20回ライチョウ会議」で中央アルプスでの野生復帰に関する報告をする小林篤生息地保護連携専門官=9日午後、長野県駒ケ根市
国の特別天然記念物で絶滅危惧種、ニホンライチョウの保護について議論する「第20回ライチョウ会議」が9日、長野県駒ケ根市で開かれた。約300人が参加し、8月に中央アルプス駒ケ岳で行われた全国初の野生復帰の取り組みなどについて専門家らが報告した。
事業に携わった環境省信越自然環境事務所の小林篤生息地保護連携専門官は「初めての取り組みで不測の事態の連続だった。群れが普通に見られるようになったのは大きな成果」と話した。また、今後について「ケージ保護せずに自力で生きていけるのが最終目標」とした。