2022.10.08 21:59
原発砲撃で非常発電機が起動 南部ザポロジエ、安全は維持
ウクライナ南部ザポロジエ原発=9月(ロイター=共同)
【キーウ共同】国際原子力機関(IAEA)は8日、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発が、砲撃により冷却に必要な電力を供給する外部電源を失い、非常用のディーゼル発電機が起動したと声明で明らかにした。原発の安全を保つシステムは正常な状態を維持、ディーゼル発電機の燃料は少なくとも10日分あるとしている。
声明によると、原発では外部電源を供給する送電線の復旧作業が開始された。IAEAは「唯一稼働していた外部電源への砲撃の再開は無責任だ」と非難したが、ロシアとウクライナのどちらによる砲撃かは言及しなかった。