2022.10.08 10:39
ロシア、サハリン1新会社に移管 大統領署名、日本は出資継続判断
石油・天然ガス開発事業「サハリン1」の洋上施設(エクソンネフテガス提供・共同)
ロシアのプーチン大統領は7日、極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」について、新会社に事業を移管するようロシア政府に指示する大統領令に署名した。タス通信が伝えた。「サハリン2」に続いて、参画する日本政府や企業に出資継続の判断を求める。
サハリン1には、日本のサハリン石油ガス開発とインドの石油天然ガス公社が参画。サハリン石油ガス開発に経済産業省、伊藤忠商事、丸紅、石油資源開発、資源開発大手のINPEXが出資している。西村康稔経産相は8月、権益を維持する方針を示していた。
外国の事業出資者には1カ月以内に、新会社に出資するかどうか決めるよう求める。