2022.10.04 09:43
米、北朝鮮の技術進展危惧 打開の処方箋見つからず
【ワシントン共同】バイデン米政権は、日本上空を通過する弾道ミサイルを発射した北朝鮮の軍事技術進展に危機感を募らせている。挑発をけん制しながら対話を模索する外交は奏功しておらず、事態打開の処方箋を見いだせずにいる。
米側は「目標は変わらず、朝鮮半島の完全な非核化だ」(ソン・キム北朝鮮担当特別代表)として条件なしの対話を呼びかけ、7月にも北朝鮮側との接触を図ったが返答はなかった。
ハリス副大統領は9月29日、南北軍事境界線がある非武装地帯(DMZ)を視察。強固な米韓同盟を誇示すると同時に、対話を促すメッセージを送ったが、北朝鮮は直後に弾道ミサイルを撃った。