2022.09.30 09:59
8月の求人倍率1・32倍 改善続く、失業率2・5%
完全失業率・失業者数と有効求人倍率
厚生労働省が30日発表した8月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月比0・03ポイント上昇の1・32倍だった。8カ月連続で改善した。新型コロナの流行「第7波」の中でも、夏休みで宿泊・飲食サービス業を中心に求人が増え、求職者数を上回ったことが要因。1・3倍台は2020年4月以来。厚労省は「コロナ感染拡大前の水準に戻りつつある」とした。
総務省が同日発表した8月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0・1ポイント低下の2・5%で4カ月ぶりに改善した。
8月の新規求人数は前年同月比で15・1%増加した。主要産業別では、宿泊・飲食サービス業(51・1%増)がトップ。