2022.09.26 08:38
「夢は大農家!」進行中 米農家 武内裕也さん(22)四万十町―ただ今修業中
「おいしい米を作りたい」。最新型のコンバインで稲を刈る武内裕也さん(四万十町天ノ川)
黄金色に染まった稲田で、コンバインに初めて乗ったのは2歳の時。祖父、武内昭宣さん(74)のひざに乗り、稲穂を刈り進んだ。力強さに「かっこいい~」と声を上げるほどだった。
乗り物好きな子ども。パワーショベルなどの建設機材やバスにも引かれたが「乗り物に乗って、お米が作れるなら」と、小学生の頃から稲作農家を志した。稲刈りの時季には放課後まで待ってもらい、コンバインに1人で乗って作業。メーカーのカタログに見入り、高知市や高松市の展示会にも連れて行ってもらった。「農業男子 夢は大農家!」。窪川中学校1年だった2013年10月には「読もっか こども高知新聞」でも紹介された。
高校進学の際は農業系も考えたが、「遠方に通う時間があるなら田んぼを手伝いたい」と窪川高校へ。田植えや収穫の時季には、早めに学校を切り上げたりもしながら作業に励んだ。
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