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2022.09.26 08:33

お湯で簡単!真空調理 高知県内中学生が非常時の食学ぶ 高知市

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おじやの材料をポットに入れる防災いのぐ記者(高知市葛島4丁目の市東部健康福祉センター)

おじやの材料をポットに入れる防災いのぐ記者(高知市葛島4丁目の市東部健康福祉センター)

 高知県内の中学生が未来の防災リーダーを目指して学ぶ本社「防災いのぐ記者」研修会が25日、高知市葛島4丁目の市東部健康福祉センターで開かれ、生徒15人が非常時の食について学んだ。

 高知県立大健康栄養学部講師の島田郁子さん(57)が、日本栄養士会災害支援チームとして赴いた2016年の熊本地震や18年の西日本豪雨での経験を交えながら、「元気に過ごすには水分と食事をしっかり取り、体を動かして」などと備蓄や食の大切さを説いた。

 生徒は非常時に役立つよう、ポリ袋に食材を入れて空気を抜き、鍋やポットで湯せんする調理法「パッククッキング」に挑戦。4班に分かれ、コンビニのおにぎりを使ったおじや▽無洗米のかゆ▽缶詰の魚のトマト煮▽缶詰の焼き鳥で肉じゃが▽薄力粉にクルミを混ぜたういろう―の5品を作り、試食した。

 高知市の南海中2年、松島想太さん(13)は「おじやはのどを通りやすく、体に優しそう」と、手軽な調理の効果を実感。潮江中2年の浜口葵さん(14)は「被災時、おいしい物を食べたら元気が出る。他のレシピでも作ってみたい」と話していた。(藤枝武志)

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