2022.09.24 18:33
中部電力、迂回ルートで送電維持 静岡、停電地域の大半で復旧
倒れた中部電力の送電鉄塔=24日午後2時52分、静岡市葵区(共同通信社ヘリから)
中部電力は24日、台風15号の影響で発生した静岡県内での大規模停電を受けて静岡市内で記者会見した。山崩れで倒壊した送電鉄塔とは別のルートで迂回送電する作業を終わらせ、大半の地域への送電を再開したと説明した。数カ月かかるとみられる鉄塔の復旧までは、このルートを使用する。
停電したのは県内の10市町。この迂回送電ルートを使っていない一部地域ではしばらくは停電が続く可能性があるという。会見で中部電力パワーグリッド静岡支社長の中村佳津宏氏は「大変ご迷惑をおかけしている」と陳謝した。
中部電によると、鉄塔は高さ50~60メートルで1979年に建設された。