国葬「断固反対」と焼身自殺図る　官邸近く、７０代男性搬送

2022.09.21 08:57

国葬「断固反対」と焼身自殺図る　官邸近く、７０代男性搬送

高知新聞社

　男性が焼身自殺を図ったとみられる現場を調べる警視庁の捜査員ら＝２１日午前７時５４分、東京都千代田区霞が関

　２１日午前６時５０分ごろ、東京都千代田区霞が関の路上で男性が火に包まれていると１１０番があった。近くに首相官邸や国会議事堂がある。警視庁によると、男性は全身にやけどを負って病院に搬送されたが意識はあり「自分で油をかぶり火を付けた」と話している。元首相国葬について「私個人は断固反対」と書かれた紙が現場で見つかった。

　男性は７０代で警視庁が経緯を調べている。対応した警察官１人が軽いやけどを負った。現場から油を入れていたとみられる焼けたペットボトルのような物も見つかった。国葬まで１週間を切り警視庁は都内各所で警備に当たる警察官を増員して警戒態勢を強化している。

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