深夜にぴり、がっつり　なす豚丼―《自慢のイッピン》ちいきのおと(88)追手筋１丁目（高知市）

2022.09.18 08:35

深夜にぴり、がっつり　なす豚丼―《自慢のイッピン》ちいきのおと(88)追手筋１丁目（高知市）

高知新聞社

　創業３４年の居酒屋「喰道楽ゆめや」。メニューはお好み焼きや焼き鳥など約６０品あり、「家族にお土産を」と立ち寄る酔客やスナックへの出前で店内はいつも大忙しだ。

　父から店を継いだ２代目、岡林玄さん（４２）のお薦めは「なす豚（とん）丼」。創業から変わらぬ味で、ぴりっとした辛さが癖になると仕事終わりの客ががっつくそう。７００円。

　１０年前、飲み会や接待の後に１人で来ていた常連客の男性が、定年退職の日に「兄ちゃんの笑顔に元気出た。ありがとう」とすしを持って来てくれたという。岡林さんは「うるっときた。その時に深夜の光を絶やすまいと思ったんすよ」。

　午後８時から午前３時まで。日曜定休。

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