2022.09.17 20:39
集団埋葬地、死因特定に数週間 イジュム、国連調査団派遣も
ウクライナ東部イジュムで見つかった集団埋葬地への入り口を撮影した衛星画像=8月29日(MAXAR TECHNOLOGIES提供・AP=共同)
【キーウ共同】ウクライナ司法当局は16日、ロシア軍から奪還した東部ハリコフ州イジュムで見つかった集団埋葬地で遺体の発掘調査を始めたが、国家警察のクリメンコ長官は16日、検視で遺体の損傷状況を確認し、死因を特定するには数週間はかかると指摘した。ゼレンスキー大統領によると、国連も現地調査団の派遣を準備している。
同州検察庁のフィルチャコフ長官はイジュムで記者団に対し、16日に計50遺体を掘り起こす計画だと説明した。市民445人と軍人17人の墓を確認したとしており、発掘に1週間はかかる見通しという。埋葬者数がさらに増える可能性も指摘されている。