2022.09.17 08:59
集団埋葬地で発掘調査を開始 「拷問の証拠」、国際法廷を提案
ウクライナ東部ハリコフ州イジュムで見つかった集団埋葬地=16日(共同)
【イジュム共同】ウクライナ司法当局は16日、ロシア軍から奪還した東部ハリコフ州イジュムで見つかった集団埋葬地の発掘調査を始め、共同通信などに公開した。市民445人とウクライナ軍人17人の墓を確認したとも表明。ゼレンスキー大統領は声明で「人々を拷問し、屈辱的な扱いをした明白な証拠がある」と主張した。イエルマーク大統領府長官は米欧の大使らに、ロシアを裁く特別な国際法廷の創設を提案した。
ロシアのプーチン大統領は16日、ウクライナ軍の領土奪還が進む中、「作戦は続ける」と述べ、東部ドンバス地域(ドネツク、ルガンスク両州)全体の制圧が目的だと強調した。