2022.09.17 06:16
独、ロ石油子会社管理下に 輸入停止控え代替調達確保
ロスネフチ系の製油所=5月、ドイツ東部シュウェット
【ベルリン共同】ドイツ政府は16日、ロシア国営石油大手ロスネフチのドイツの子会社を一時的に管理下に置いたと発表した。ドイツ国内に持つ三つの製油所も対象。欧州連合(EU)が合意したロシア産石油の禁輸措置に伴ってドイツはロシア産石油の年内輸入停止を決めており、ロシア以外からの代替調達を確保するのが狙いだ。
経済・気候保護省によると、連邦ネットワーク庁の管理下に置き、6カ月間の時限措置となる。同省は「エネルギー供給の安全性への脅威に対抗する」と説明した。
ロスネフチ子会社はドイツ国内の石油精製能力の約12%を担う。