2022.09.16 17:10
中国恒大、EVの量産開始 後発の船出、366万円
中国恒大集団初のEV「恒馳5」=16日、北京(共同)
【北京共同】経営危機の中国不動産大手、中国恒大集団は16日、同社初の電気自動車(EV)の量産を始めたと発表した。苦境の不動産事業に代わる主力事業の位置付けだが延期されていた。中国のEV市場の競争は激しく、後発組として厳しい船出だ。
恒大が天津工場で量産を始めた「恒馳5」はスポーツタイプ多目的車(SUV)で、価格は17万9千元(約366万円)。中国のEV相場では安めの価格帯に入る。既に3万7千台を超える受注があるとしている。
恒大は、来年さらに2車種のEVの量産を始めるとも表明した。