2022.09.16 08:40
高知市五台山に展望テラス復活 9/22オープン

新たに設置された木製の展望テラス。高知市街を一望できる(高知市の五台山公園=森本敦士撮影)
旧展望台は築50年余りで、耐震基準を満たしていなかった。最終日の4月28日には大勢の人が訪れ、別れを惜しんだ。今後、放送局のカメラやアンテナ設備などを撤去した後、11月から解体工事が始まる。
新テラスは、旧展望台から約20メートル離れた場所に設置された。八角形(10平方メートル)で最大10人が利用可能。南西に浦戸湾や太平洋、高知市街を望める。県産のスギやヒノキを使い、約1500万円をかけて整備した。
高さは旧展望台と同じ5・5メートル。「市街地方向はまだ旧展望台があってちょっと見づらいけど、ほぼ同じ眺めが楽しめます」(県担当者)
県は来春までに、テラスを訪れた人が休憩できるベンチやテーブルを近くに設置。一帯に新たな遊歩道も整備し、無料Wi―Fiも使えるようにする。「観光客をがっかりさせないよう快適性を高め、五台山全体で盛り上げたい」としている。
県は新たな展望台施設については、2024年度末の完成を目指し事業者を公募するという。(浜田悠伽)