2022.09.10 16:22
自動運転を支援する路面塗料開発 日本ペイント、走行精度向上
慶応大を走行する自動運転バス(日本ペイントホールディングス提供)
日本ペイントホールディングスは、走行経路の路面に塗ることで、車の自動運転を支援する塗料を開発した。搭載されたセンサーで塗装ラインをたどることで高い精度での走行が可能になる。慶応大の湘南藤沢キャンパス(神奈川県)内を走る循環バスにこのほど導入された。将来的な商品化を目指し、導入実績を増やしていく予定だ。
塗料は子会社の日本ペイント・インダストリアルコーティングスが開発。湘南藤沢キャンパスでは、自動運転で走る循環バスの一部区間1・3キロのアスファルト路面に、2列の破線状に塗布。バスは「LiDAR(ライダー)」と呼ばれるセンサーで塗料を認識しながら走行する。