2022.09.10 06:46
ロシア側、前線の一部後退認める 東部ハリコフで奪還進む
8日、ウクライナ東部ハリコフ州で戦車から手を上げるウクライナ軍兵士(ゲッティ=共同)
【キーウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は9日のビデオ声明で、東部ハリコフ州で30以上の集落を奪還したと発表した。前日より奪還が進み、ロシア軍が同州の支配地に一方的に設置した「軍民行政府」のガンチェフ氏は9日、前線の一部で後退したことを認めた。
ウクライナ軍は同州の要衝クピャンスクの奪還をうかがっているもようだ。タス通信によると、ガンチェフ氏はクピャンスクや南にあるイジュムで住民の避難が始まったと明らかにした。ロシア国防省は9日、軍部隊をハリコフ方面に移動させていると通信アプリで明らかにし、その様子の動画も投稿した。