2022.09.10 05:48
厳しい冬備え衣服提供呼びかけ ウクライナ向けNATO事務総長
9日、ブリュッセルで記者会見するNATOのストルテンベルグ事務総長(右)とブリンケン米国務長官(ロイター=共同)
【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は9日、ロシアのウクライナ侵攻について、ウクライナ軍が攻勢を強め「重要な局面を迎えている」との認識を示した。戦闘は長期化すると指摘、厳しい冬に備えて衣服などの装備をウクライナに提供するよう加盟国に呼びかけた。
ブリュッセルを訪問中のブリンケン米国務長官との共同記者会見で述べた。ストルテンベルグ氏は「ウクライナ軍は東部ドネツク、ルガンスク両州でロシア軍の攻勢を食い止め、領土を奪還できた」と強調。武器や弾薬だけでなく、冬を乗り越えるための衣服やテント、発電機などを提供するよう訴えた。