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2022.09.10 08:39

「秋の旬」新芋でロールケーキ 南国市の菓子メーカー「スウィーツ」 西山金時使用、ほくほく食感にあっさりした甘み

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旬の味を楽しめる「西山金時新芋ロール」(南国市物部のスウィーツ)

旬の味を楽しめる「西山金時新芋ロール」(南国市物部のスウィーツ)


 高知県南国市物部の菓子メーカー、スウィーツが室戸市の西山台地で収穫された新芋を使ったロールケーキ「西山金時新芋ロール」を売り出している。同社は採れたての〝旬〟が味わえる一品としてPR。需要が少ない新芋を活用することで「農家の収入安定にもつながる」と話している。

 同社は2020年に「西山金時スウィートポテトロール」を発売。8月の収穫後に3カ月寝かせて甘みをのせた芋を使い、昨年度「高知家のうまいもの大賞」(県主催)で最優秀賞を受賞した。

 長さ14センチの新芋のロールは昨年から販売。製法は従来品と同じながら「ほくほくとした食感の中にあっさりとした甘みが味わえる」という。

 室戸市のJA高知県吉良川支所によると、西山金時はいったん寝かせて出荷するのが主流だが「最近は秋の味わいとして、県内でも新芋の取り扱いが増えている」といい、市場の評価も上々だそう。

 新芋の利用について同社は「生産者は収穫直後から出荷できるので、計画的な生産を後押しできる」。西山金時のブランド力を高めたいとして、今年は昨年の倍近い11トンを仕入れる予定だ。

 今秋は10日、高知市北御座の「アグリコレット」と室戸市の道の駅「キラメッセ室戸」で先行販売を開始する。1本1728円(税込み)。(海路佳孝)

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