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2022.09.09 21:37

国連、障害児の分離教育中止要請 精神科強制入院、廃止も

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 記者会見で日本への勧告を発表する国連の障害者権利委員会委員ら=9日、スイス・ジュネーブ(共同)

 国連の障害者権利委員会は9日、8月に実施した日本政府への審査を踏まえ、政策の改善点について勧告を発表した。障害児を分離した特別支援教育の中止を要請したほか、精神科の強制入院を可能にしている法律の廃止を求めた。勧告に拘束力はないが、尊重することが求められる。


 勧告は障害者権利条約に基づいており、日本への勧告は2014年の条約締結後、初めて。


 特別支援教育を巡っては、通常教育に加われない障害児がおり、分けられた状態が長く続いていることに懸念を表明。分離教育の中止に向け、障害の有無にかかわらず共に学ぶ「インクルーシブ教育」に関する国の行動計画を作るよう求めた。

(c)KYODONEWS

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