2022.09.09 18:09
子ども置き去り検知に問い合わせ 三洋貿易、23年度導入へ
三洋貿易が導入する子どもの車内置き去り検知システムのイメージ(三洋貿易提供)
静岡県で通園バスに置き去りにされた女児が死亡した事件を受け、子どもの置き去りを検知するシステムを取り扱う商社「三洋貿易」への問い合わせが相次いでいる。同社はルクセンブルクの企業が開発した検知システムを2023年度に国内に導入することを計画しており、危機意識の高まりを踏まえて早期実現を目指す。
三洋貿易によると、5日の事件発生から9日までに、自治体や幼稚園からシステムの内容や価格について数十件の問い合わせがあった。
国内導入を目指しているのは、複数のレーダーセンサーをバス内の天井部に設置し、子どもの置き去りを検知したら警告を発する仕組み。