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2022.09.10 08:35

【動画】大たいまつ天焦がす、久礼八幡宮で御神穀祭 高知県中土佐町

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 土佐の三大祭りの一つとされる久礼八幡宮秋季大祭のハイライト「御神穀(おみこく)祭」が9日未明、高岡郡中土佐町久礼で営まれた。夜空を焦がすような約6メートルの大たいまつを持った住民が街中を練り歩き、海岸一帯は熱気に包まれた。

火の粉を散らしながら大たいまつが街中を練り歩いた「御神穀祭」(中土佐町久礼)

火の粉を散らしながら大たいまつが街中を練り歩いた「御神穀祭」(中土佐町久礼)

 豊作への感謝を込め、旧暦の8月14日に行われる伝統行事。地元では「おみこくさん」として親しまれている。

 午前0時ごろ、久礼小学校北側の永久町地区で大たいまつに火がともされ、同1時過ぎに出発。露払いや御幣などの一行は、若者らが打ち鳴らす太鼓の音に導かれるように、ゆっくりと街中を進んだ。

 火の粉を上げるたいまつは同2時半、数百人が集まったふるさと海岸に到着。約1時間後に久礼八幡宮に入った。社殿から出てきた大たいまつは縄が解かれ、境内に詰めかけた人たちは無病息災の御利益があるという燃え殻を拾い集め、大事そうに持ち帰っていた。(富尾和方)

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