2022.09.09 11:51
ウクライナ国籍の女性が賠償請求 「勤務先でパワハラ」提訴、奈良
提訴のため奈良地裁へ向かうウクライナ人女性(中央)ら=9日午前
奈良県に住むウクライナ国籍の女性が9日、勤務先だったアカギヘリコプターの上司から2020年以降、繰り返しパワハラを受け精神的苦痛を負ったとして、同社に約550万円の損害賠償を求め、奈良地裁に提訴した。女性は21年5月、うつ状態と診断され会社に解決を求めたが今年8月、不当に雇い止めとされたとしている。
アカギヘリコプターは「対応を弁護士に任せている。コメントできない」としている。
訴えによると、女性はロシアとの取引業務に従事していたが、侵攻を受け、会社側の了承を得て取引から外れていた今年4月、男性課長が「仕事をしない」とするメールを他の従業員に送信した。