2022.09.09 10:01
中国が新たな失業対策 未就職大卒者向け補助拡大
【北京共同】中国の李克強首相は7日の国務院(政府)常務会議で、経済低迷を背景にした労働市場悪化を受け、就職できなかった大卒者向けの補助拡大や、技能訓練強化など新たな失業者対策の導入を明らかにした。新華社が8日報じた。
中国では新型コロナウイルス感染拡大や厳しい防疫措置が響き、8月に都市部の16~24歳の失業率は約20%に上った。李首相は会議で「需要が不足していることが最大の問題だ」と指摘し、投資や消費が大幅に落ち込んでいることを認めた。
新たな失業者対策では、未就職の大卒者を失業者として登録して補助を拡充。技術革新に取り組む企業への減税を拡大する。