2022.09.08 18:16
3遺体、10日に北海道・小樽港に 1管、ロシア側から引き取り
5月、北海道・知床沖の観光船沈没事故の犠牲者を悼み、献花台があった施設に張られたメッセージ=北海道斜里町
北海道・知床半島沖で観光船「KAZU 1(カズワン)」が沈没した事故で、第1管区海上保安本部(小樽)の巡視船「つがる」が、ロシアの実効支配下にある北方領土・国後島などで見つかった男女3人の遺体をロシア極東サハリンのコルサコフで引き取り、10日に小樽港に運ぶことが8日、海保関係者への取材で分かった。
3遺体は5~6月、国後島西岸とサハリン南部でそれぞれ見つかった。日本側は3人のDNA型のデータをロシア側へ提供。曽山聖甲板員=事故当時(27)=や乗客の男女と一致したとの連絡があり、コルサコフで引き取る方向で調整が進んでいた。