2022.09.08 17:22
救急搬送で番号カード活用の実験 6消防、受診歴や処方歴など取得
総務省消防庁は8日、マイナンバーカードの健康保険証機能を活用し、救急搬送時に傷病者らの受診歴や薬の処方歴などを取得する実証実験を、10月から前橋市消防局や熊本市消防局など6消防で実施すると発表した。救急隊がオンラインで入院や通院の情報を速やかに確認し、適切な搬送先の決定と効果的な治療につなげるのが狙い。
実験は、病院や薬局が受診歴、健康診断結果、処方歴をオンラインで共有しているシステムを利用する。事前に権限を得た救急救命士が、健康保険証として登録したマイナンバーカードを所持しているかどうかを本人に確認。その場で読み取り、受診歴などを確認し搬送先を決める。