2022.09.08 16:10
ブラジル人の夫を国際手配 妻子殺害疑い、大阪府警
バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者
堺市東区の集合住宅で住人の荒牧愛美さん(29)と長女のリリィちゃん(3)が刺殺された事件で、大阪府警は8日、殺人容疑でブラジル国籍の夫バルボサ・アンデルソン・ロブソン容疑者(33)を国際刑事警察機構(ICPO)を通じ国際手配したと発表した。発効は7日付。容疑者は事件後に出国しブラジルに滞在中とみられる。
ブラジルとの間で犯罪人引渡条約が結ばれておらず、ブラジル憲法が外国への自国民引き渡しを原則禁じていることもあり、日本への移送が実現する可能性は低い。日本側は捜査資料を提供して処罰を求める「代理処罰」の要請も検討する。