2022.09.08 16:04
都心の空室率、2カ月ぶり悪化 8月、大型成約なく
東京・丸の内のオフィス街
オフィス仲介大手の三鬼商事が8日発表した8月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は前月比0・12ポイント上昇の6・49%となり、2カ月ぶりに悪化した。大型成約がなかったことなどが影響した。
千代田区は中小規模の成約があり、渋谷区は解約の動きが少なかったことから、両区とも低下した。一方で、中央、港、新宿の3区は上昇。解約の影響に加え、新築ビルが募集面積を残したまま完成したことが響いた。
5区の3・3平方メートル当たりの平均賃料は、前月より0・06%安い2万250円と、25カ月連続で下落した。