2022.09.07 17:33
御嶽山、尾根立ち入り規制継続 シェルター設置し来年緩和目指す
山頂(剣ケ峰)へ続く尾根「八丁ダルミ」周辺=2021年9月、長野県王滝村
2014年に噴火した御嶽山(長野、岐阜両県)で、多くの犠牲者が出た尾根「八丁ダルミ」への立ち入り規制が続くことが、長野県王滝村への取材で7日分かった。今秋の規制緩和を目指していたが、2月以降、噴火警戒レベルが一時引き上げられ、安全対策のシェルター設置が遅れた。村は、設置作業が進展すれば、来年の登山シーズンでの緩和を目指す。
八丁ダルミは、王滝頂上(2936m)から山頂(剣ケ峰、3067m)に続く尾根。火口に近く、多くの登山者が噴石が当たるなどして犠牲になった。火口周辺は今も立ち入りが規制されている。
御嶽山の噴火では58人が死亡、5人が不明になった。