2022.09.06 17:58
天皇陛下が稲刈り 皇居の田んぼで恒例行事
稲を収穫される天皇陛下=6日午後、皇居(宮内庁提供)
天皇陛下は6日、皇居内の生物学研究所の脇にある田んぼで恒例の稲刈りをされた。長袖シャツに黒い長靴姿の陛下はしゃがみながら、右手に持った鎌で、うるち米のニホンマサリと、もち米のマンゲツモチ計20株を小気味よく刈り取った。
皇居での稲作は、農業奨励のために昭和天皇が始めた行事で、陛下は上皇さまから引き継いだ。
今年は陛下が4月に種もみをまき、5月に田植えをした。宮内庁によると、天候に恵まれて稲はよく成長し、作柄は平年並みという。収穫したコメは、皇室の神事に使われる。