2022.09.06 14:00
未来技術遺産にフロッピー 黒電話も、科博18件登録
ソニーが開発した3・5インチのフロッピーディスク(ソニーグループ提供)
国立科学博物館は6日、未来技術遺産(重要科学技術史資料)として、ソニーが1980年ごろに世界で初めて開発した3・5インチのフロッピーディスクなど、計18件を登録したと発表した。米アップルやIBMなど多くのパソコンで用いられ、事実上の国際標準になったと評価。このフロッピーを使うソニー製の英文ワープロ、デジタルカメラも登録した。
49年に初登場し、黒電話として親しまれた「自動式卓上電話機」の3種類も選定。NTTの前身である電電公社などが開発し、戦後の復興期、高度経済成長期を支えたとしている。
東京・上野の科学博物館で13~25日にパネル展示を実施する。