2022.09.03 07:30
IAEA、常駐で原発安定目指す 周辺戦闘激化に危機感
2日、ウィーンの空港で記者会見するIAEAのグロッシ事務局長(中央)(共同)
【ウィーン、キーウ共同】ロシア軍が占拠するウクライナ南部ザポロジエ原発を調査訪問した国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は2日、ウィーンの空港で記者会見し「常時の支援と監視」が必要だと強調し、専門家2人を常駐させる考えを明らかにした。現地で実際に起きていることを把握できると指摘、原発の安定につなげたい考えを示した。
グロッシ氏は周辺地域での戦闘が激化しているとして強い危機感を表明。今回の訪問結果などについて国連安全保障理事会に6日に報告する方針も明らかにした。
欧州最大のザポロジエ原発の周辺では攻撃が相次ぎ、重大事故の懸念が強まっている。