2022.09.02 22:31
G20、共同声明採択できず エネルギー移行相会合
先進国と新興国を加えた20カ国・地域(G20)のエネルギー移行相会合が2日、インドネシア・バリ島のヌサドゥアで開かれ、共同声明を採択できずに閉幕した。ウクライナ危機を背景としたエネルギー安全保障がテーマとなったが、ロシアを含む参加国の意見の違いが埋まらなかった。日本からは西村康稔経済産業相が参加し、会合終了後の記者会見で「多くの国がロシアのウクライナ侵略を非難した」と明らかにした。
議長を務めるインドネシアのアリフィン・エネルギー・鉱物資源相は「今重要なのは、協力し、エネルギー安全保障の強化と、エネルギー転換の課題を確実に前進させることだ」と訴えた。