2022.09.01 18:50
H3ロケット、年度内発射へ JAXA、試験機で計画
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1日、開発が遅れているH3ロケットについて、2022年度内の試験機の発射を目指すと表明した。問題となっていたエンジンの不具合は、設計を変更するなどして解決を確認したとしている。試験機は当初、20年度の発射を予定していた。
H3はJAXAと三菱重工業が開発する、使い捨て型の液体燃料ロケットで、現在のH2Aに代わる新たな主力となる計画だ。エンジンに推進剤を送り込むタービンに振動が生じるなどの不具合が相次ぎ、打ち上げを2度延期していた。
岡田匡史プロジェクトマネジャーによると、エンジン試験などの結果を見て発射時期を決める。