2022.09.01 10:37
CO2平均濃度、過去最高に 93年から海面9・7センチ上昇
北極圏に浮かぶ氷の上でたたずむシロクマ=2017年7月(AP=共同)
【ワシントン共同】米海洋大気局(NOAA)などの国際チームは8月31日、地球温暖化を引き起こす二酸化炭素(CO2)の大気中の平均濃度が、2021年は近代観測が始まってから最高の414・7ppm(1ppmは100万分の1)になったとの報告書を公表した。海水面も人工衛星による計測が始まった1993年に比べて9・7センチも上昇した。
世界の平均気温も集計により異なるが、21年は観測史上5~6位の高さだった。
報告書によると、21年のCO2濃度は20年から2・3ppm増加。強力な温室効果ガスであるメタンの濃度も過去最高となった。