金婚夫婦　手を携え半世紀、ご夫婦の思い出は…　第６５回金婚式

2022.09.01 08:35

金婚夫婦　手を携え半世紀、ご夫婦の思い出は…　第６５回金婚式

高知新聞社

　９月１日に開催予定だった「第６５回金婚夫婦祝福式典」（高知新聞社、ＲＫＣ高知放送など主催）は、新型コロナウイルスの影響で中止になりました。手に手を携え、半世紀の歴史を紡いできたご夫婦に思い出を聞きました。

「森の巣箱」と元気に
大崎登さん・智子さん　津野町

「地域やいろいろな人に支えられやってこれた」と話す大崎さん夫婦（津野町の森の巣箱）

　人口７１人の高岡郡津野町貝ノ川床鍋にある宿泊施設「森の巣箱」。２００３年のオープンから施設長を務める大崎登さん（７１）は、気さくな人柄で全国からリピーターを集める。妻の智子さん（７０）は事務や併設の商店経営などを受け持ち、二人三脚で施設と地域を盛り上げている。

　五十数年前、旧葉山農協職員だった登さんは、車での配達途中にまだ学生だった智子さんを見かけた。すらっと背の高い立ち姿。「何人かの中で輝いていた」。後に智子さんが同じ農協に就職。登さんは、車で送り迎えするなど積極的なアプローチを実らせ結婚に至った。
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