2022.08.31 22:57
ロシア、三菱商事出資も承認 サハリン2の権益維持
三井物産は31日、ロシア極東の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」の新たな運営会社への出資が承認されたと発表した。三菱商事の出資も認められた。日本は事業の権益を維持できる見通しとなった。サハリン2から液化天然ガス(LNG)を調達する電力やガス会社の契約更新も相次いでいる。当面の安定調達にめどが付くが、プーチン大統領が日本に再び揺さぶりを掛ける恐れは消えず、政府は引き続き情報収集に力を入れる。
旧運営会社には三井物産が12・5%、三菱商事が10%を出資していた。新運営会社への出資比率は三井物産が12・5%、三菱商事が10%で、これまでと変わらない。