「被爆２世の状況各国に訴えた」　長崎でＮＰＴ会議報告

2022.08.31 20:19

「被爆２世の状況各国に訴えた」　長崎でＮＰＴ会議報告

高知新聞社

　ＮＰＴ再検討会議からの帰国報告を行う「全国被爆二世団体連絡協議会」の崎山昇会長＝３１日午後、長崎市

　米ニューヨークの国連本部で開かれた核拡散防止条約（ＮＰＴ）再検討会議に代表団を派遣した「全国被爆二世団体連絡協議会」が３１日、長崎市内で帰国報告を開いた。両親が長崎で被爆した崎山昇会長（６３）＝長崎市＝は、健康不安を抱えながら生きてきた被爆２世が置かれた状況を「各国政府代表部や市民社会に訴えることができた」と話した。

　会期中、国連本部内で被爆２世を含む世界の核被害者の人権確立を求めるサイドイベントを開催。非政府組織（ＮＧＯ）セッションでは崎山会長がビデオメッセージで「核の人権侵害の最たるものの一つが、放射線の次世代への影響だ」と訴えた。

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