裁判員選定、来年は確率低く　新たに１８、１９歳参加の影響

2022.08.31 18:16

裁判員選定、来年は確率低く　新たに１８、１９歳参加の影響

高知新聞社

　最高裁は３１日、来年の裁判員候補者名簿に全国で２１万３７００人が記載されると発表した。１８歳以上の有権者のうち４９２人に１人が候補者に選ばれる計算。今年は４５３人に１人で、選ばれる確率は低くなった。来年から１８、１９歳が新たに候補者になることや、裁判員裁判の対象事件が減少したことなどが影響したとみられる。

　裁判員裁判を実施する全国の地裁と地裁支部が、対象事件数などに基づき、それぞれ候補者数を算定した。候補者に選ばれる確率が最も高いのは２４２人に１人の千葉地裁で、次いで２８２人に１人の徳島地裁、その次が２９４人に１人の那覇地裁だった。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N社会