2022.08.30 14:51
画像診断にAI、各社注力 医療現場の人手不足対応
国内の医療機器を手がけるメーカー各社が、人工知能(AI)技術を活用した画像診断システムの開発に注力している。高い精度で効率的に病変を発見し、早期の治療や医療従事者の負担軽減につなげたい考えだ。新型コロナウイルス流行で医療現場では人手が不足する一方、検査の需要は高まっており、市場拡大が見込まれている。
富士フイルムは日立製作所から画像診断事業を買収しAIを使った医療機器分野を拡充。新型コロナによる肺炎の診断を支援するソフトウエアを開発した。
コニカミノルタもAIを使って胸部のエックス線画像から肺がんや肺炎などが疑われる部分を検出するソフトウエアを発売した。