2022.08.30 13:39
ゲーム条例「合憲」の判断 高松地裁、請求棄却
高松地裁
子どものゲーム利用時間の目安を定めた香川県のインターネット・ゲーム依存症対策条例は、憲法13条が保障する幸福追求権や自己決定権を侵害し、精神的苦痛を受けたとして、提訴時に高松市の高校生だった男性(19)と母親が県に計160万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、高松地裁(天野智子裁判長)は30日、条例を「合憲」と判断し、請求を棄却した。
ゲーム利用時間の目安を定めた条例の施行は全国初のケースだった。
条例は、ネットやゲームの過剰な利用が学力や体力の低下、ひきこもり、睡眠障害などを引き起こすと指摘されているとしてゲーム依存を防ぐことを目的や理念とする。