2022.08.29 17:29
奈良県警本部長、県議会で陳謝 安倍氏銃撃「警護計画に不備」
奈良県議会総務警察委員会に出席した県警の鬼塚友章本部長(中央)=29日午前(代表撮影)
安倍晋三元首相が奈良市で銃撃され死亡した事件を受け、奈良県警の鬼塚友章本部長は29日の県議会総務警察委員会で、事件の概要を説明した上で「県民、国民の皆さまに多大なるご不安をおかけすることになり、心よりおわび申し上げる」と陳謝した。鬼塚氏は30日付で辞職。
安倍氏の警護を巡り、危険性の評価や人員配置について必要な検討がされずに「不備のある警護計画が作成された」と言及。県内の治安を守る本部長として「重大かつ深刻な事態を招いたことに対して責任を痛感している」と述べた。