2022.08.29 12:17
死刑囚がカメラ監視違法と提訴へ 国に1900万円の損害賠償求め
東京拘置所に収容されている確定死刑囚の男性が、14年以上にわたりカメラ付きの部屋で監視されたのはプライバシー権の侵害だとして、国に約1900万円の損害賠償を求める訴訟を近く東京地裁に起こすことが29日、男性の代理人への取材で分かった。
代理人の大野鉄平弁護士などによると、男性は2013年に殺人罪などで死刑が確定。一審で死刑判決を受けた07年から東京拘置所に収容され、天井にカメラが付いた部屋に入れられた。3畳半ほどで死角はなく、着替えや排せつも監視された。拘置所側に疑問を投げかけたところ、今年3月、カメラのない部屋に変更された。