2022.08.29 11:28
「面前DV」厚労省リスク分類へ 深刻度見極め児相負担減も
子どもの前で家族に暴力を振るう心理的虐待「面前DV」の深刻度の高い事案を見極めるため、厚生労働省が、悪化や再発のリスク要因に応じた分類を設けることが29日、同省への取材で分かった。近く有識者らによる検討委員会を設置する方針。リスクを判別しやすくすることで重点対応すべき事案の見落としを防ぎ、児童相談所の負担も軽減する狙い。
全国の児相の虐待対応件数は年々増加し2020年度は約20万5千件。近年は面前DVの対応件数が目立つことから対策を強化する。
検討委では、複数自治体にアンケートやヒアリングを実施してこれまでの事例を分析する。