2022.08.28 17:20
台風防災の最新知見を紹介 横浜国大がシンポ
本格的な台風シーズンの到来を控え、横浜国大(横浜市)の台風科学技術研究センターが28日、防災・減災に向けた最新の知見や取り組みを紹介するシンポジウムをオンラインで開催した。スタートしたばかりの台風制御研究も紹介された。
琉球大の伊藤耕介准教授は「気象庁による台風の進路や強度(中心気圧や最大風速)の予測精度は向上してきたが、まだ改善の余地はある。大気のほか、海洋の状態も考慮した新たな予測プログラムの開発、航空機で現地調査したリアルなデータの利用といった取り組みが大切だ」と話した。
センターは全国で初めて台風に特化した総合研究機関として昨年10月に発足した。