2022.08.27 15:48
米FRB、景気下押しを容認 物価抑制優先、NY株が急落
ニューヨーク証券取引所のトレーダー=26日(ゲッティ=共同)
【ジャクソンホール共同】米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は26日の講演で、記録的な物価高の抑制には「低成長が続く期間が必要になる」と述べ、利上げによる景気下押しを容認する考えを示した。これを受けて26日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は前日比1008・38ドル安と急落して取引を終えた。FRBによる利上げ継続に伴う世界景気後退への懸念が広がった。
パウエル氏は、カンザスシティー連邦準備銀行が開いた経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)で講演し、金利上昇により「家計や企業には何らかの痛みをもたらす」とも語った。